結婚で生まれる、たとえば夫が収入を、妻が家事・育児をといった責任

結婚における男女の役割

結婚というのは男性と女性がひとつ屋根の下で暮らし、それぞれが役割を担い、分担しながら最小単位の「社会」を作ってゆくことを意味しています。「社会」という組織を作るのですから、そこでは守らなければならない最低限のルールが生まれ、各々が果たさなければならない義務と責任も生じてきます。


結婚後に男性と女性がどのような役割を担い、どのような役割分担を行うかは、家庭の事情やそれぞれの持つ価値観、性差に対する考え方などで異なってきますが、担った役割については最低限その義務を果たしてゆく責任があります。たとえば夫が収入を支え、妻が家事・育児を担っている家庭だとすると、余程の事情がないかぎり、夫が仕事を突然放棄してしまうことはできませんし、妻も、家事や育児を放り出して好き勝手に生きるなどということもできません。お互いの責任放棄は、間違いなく家庭を崩壊してしまうことになるからです。


夫の責任、妻の責任

結婚した夫婦には、それぞれどのような責任があるのでしょう。下の表は厚生労働省の調査によるもので、未婚の男女が夫婦の役割分担をどのように考えているのかを示しています。育児に関しては男女とも、夫と妻の両方に責任があるとする人が多いようですが、世帯収入については、男女の約半数近くが、主に夫に責任があると答えています。家事については約35%が妻の責任だと考えているのですね。


かつてと比べれば、家庭内での男女の性差についての意識はずいぶんなくなってきているように感じられますが、それでもなお、夫(男性)は家庭の収入を支える責任があり、妻(女性)は家事・育児の責任を負わなければならないという考え方が一般的なようです。

  夫が主として責任 妻が主として責任 夫と妻の両方に責任
世帯収入 44.8% 47.6% 0.9% 0.7% 39.8% 40.1%
家  事 0.4% 0.4% 35.7% 35.7% 48.8% 55.4%
育  児 0.3% 0.4% 10.1% 5.3% 74.3% 86.2%
(数字はそれぞれ左が男性、右が女性の回答率)

責任から逃げずに婚活しましょ

家族を支えるために仕事をし、お金を運び続ける男性と、子供が巣立つまで家庭に縛られ、家事育児に専念する女性。いずれも、結婚をしたことで、これまで自由だった時間を家族のために費やし、責任を果たすことが求められるようになります。時間もお金もいままでどおり自由に使いたいと思う人たちにとっては、こうしたことが負担だと感じるのでしょう。言い換えれば、責任を回避したい、あるいは責任から逃避したいという心理が結婚を遠ざけてしまうことになるのです。


今も昔も、お見合いで求められる理想の女性は家庭的(家事・育児に専念することと同義のようです)であること、理想の男性は安定した生活を送ることのできる収入があること、あるいは豊かに暮らせるだけの高収入があることなのだそうです。


責任回避・・・そうした気持ちで一人でいた男女が結婚をしようと思うなら、まず、それ相応の責任を負う覚悟を決めましょう。男性であれ女性であれ、責任を負うということは大変なことに違いありません。でも結婚というのはそれに見合うだけの、あるいはそれ以上の幸せを人生にもたらしてくれるものだということを信じましょう。

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