理想の条件だからと結婚しても、それが幸せな結婚とはかぎりません

理想ばかりが高くても

20代で結婚をして平均寿命まで夫婦二人で無事生きることができれば、男性は50年、女性は60年近くを伴侶と共に過ごすことになります。親と過ごす時間の2倍以上を一つ屋根の下で二人暮らすのかと思うと、なんだか不思議な気持ちになります。それだけ長い年月を共に過ごすのですから、結婚する時には慎重にお相手を選ばないと、ゆくゆく後悔することにもなりかねません。結婚相手に厳しい条件をつけたくなるのもわからない話ではありません。

理想の条件を提示し、その理想により近い結婚相手を選べるという点ではお見合い結婚が一番だと思いますが、やたらと高い理想ばかりを並べたてられると、お相手を紹介してさしあげようと思っている気分もやや後退気味。特に女性が男性に求める条件は厳しく、年収は1,000万円以上、大学は○○大学卒、会社は一部上場企業などといったブランドばかりを求める傾向があって、そういう女性に出会うと、結婚の本質をどこか見誤っているのではないかという気分にさせられます。


打算で結婚すると・・・

友人の女性も、かなり厳しい条件を求めてお見合いを繰り返していました。結婚相談所も高学歴、高収入の方ばかりが会員というエグゼクティブ結婚相談所を選び、ようやく一流国立大学を卒業して一部上場企業に勤務し、年収も1千万円を超える男性と結婚しました。ところが結婚は数年で破綻、子供を連れて離婚してしまいました。条件をすべて満たした理想の男性だったはずの夫は夫婦喧嘩のたびに、「一流大学を出て一流企業に勤めている俺と結婚して何の文句があるのか」言っては殴る蹴るを繰り返したのだそうです。


別の友人は、憧れだった医師との結婚の夢を果たしました。3人の子供にも恵まれ、傍目にはとても幸せそうに見えたのですが、16年目に離婚。こちらも夫の家庭内暴力が原因だったそうです。いずれのケースも、非は夫の側にあったようですが、そうとばかりは言えないようにも思います。お相手の人柄より学歴や職業を優先し、打算で結婚した女性が自ら招いた結果だったようにも思えるのです。

求められる愛情と信頼関係

ある民間の保険会社が面白い調査をしています。「結婚相手を愛しているか」というアンケートを実施したところ、「愛している」と答えたのは、年収800万~1,000万円の夫婦が33.35%、年収300万円未満の夫婦では48.45%になったそうです。年収が低い夫婦のほうが、愛していると答えた率が高いのです。


条件がどうのこうのということは、結婚してしまえばあまり関係がなくなってしまうのかもわかりません。年収だの学歴だのといったことより、結婚後にどれだけの愛情を紡いでいけるか、どれだけの信頼関係が築けるかが、ずっとずっと大事なことになってゆくのでしょう。

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