恋愛を最優先する恋愛至上主義。結婚して離婚して再婚して・・・

結婚して離婚して再婚して

その昔は離婚といえば芸能人の専売特許のようなものでした。結婚したと思ったら離婚、離婚したと思ったら再婚の繰り返しで、格好の週刊誌ネタになっていましたよね。ところが今は、ごくごくフツウの人たちの四組に一組が離婚する時代になり、身近な人が突然離婚してしまうなんていう話も、決して珍しいことではなくなりました。離婚をしてすぐに再婚したと聞いても大して驚きません。


友人の男性もその一人。結婚して離婚してすぐまた再婚したというところまでは知っていたのですが、先日、数年ぶりにその男性と会うと、再婚後またまた離婚をして再々婚をしたと言うので、これにはさすがにびっくりしてしまいました。さらに驚いたのが、結婚も離婚も重大なことだという意識はないらしく、ゲームをしているような感覚だったことです。

恋愛結婚の離婚率

離婚理由の中でもっとも多いのは「性格の不一致」で、二番目に多いのが異性関係です。離婚は1960年ごろから増えていったのですが、ちょうどこの時期は、お見合い結婚が減少し恋愛結婚が増加する時期にあたりますから、恋愛結婚が増えていることと、離婚率の増加にはなにかしら因果関係がありそうです。


実は、お見合いで結婚したカップルより、恋愛で結婚したカップルのほうが離婚率が高いと言われているのです。お見合い結婚が減って恋愛結婚が増えれば離婚が増えるというわけです。燃えるような恋をして結婚しても、結婚したとたんに突きつけられるさまざまな「現実」。結婚は恋愛の延長ではありませんから、こうした現実を受け止めて生きてゆかなければならないのは至極当然のことですが、恋愛結婚に潜む「恋愛至上主義的」な考え方にしがみついている限り、いつまでも甘い夢を追い求め、次第に現実との乖離に失望して離婚ということになってしまうのかもしれません。


恋愛至上主義を貫くのは大変かも

『SEX AND THE CITY』というアメリカ映画があります。ミランダ、サマンサ、キャリー、シャーロットという4人の女性はそれぞれが素晴らしいキャリアを持っていて、自立した女性たちの恋愛が実にお洒落に描かれています。結婚という形に囚われない恋愛がとてもかっこよく見えてしまいます。タレントの杉本彩さんも「人生の辞書に結婚という言葉はもうございません。これからは、常に(男性の)ハンターとして生き続けたい」と公言して周囲を驚かせていますが、いずれも恋愛が結婚以上に美化されている印象があります。


結婚と恋愛を線引きし、結婚という形を望まないで恋愛を何回でも繰り返せるバイタリティは羨ましくも思いますが、でももしかすると、それって、ほんものの愛にめぐりあっていないだけなのかもしれません。


何回も繰り返し展開する恋愛に疲れ果て、そろそろ結婚をして身を固めようかと思った時には条件に見合う相手がいなかったとか、お見合いのハードルがぐんと高くなってしまっていたとか・・・。恋愛至上主義を貫くには、それ相応の覚悟が必要なのではないでしょうか。

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