震災をきっかけに、結婚したい人が増えている

震災が結婚のきっかけに

2011年3月11日に起きた大震災をきっかけに、結婚をする方、結婚をした方、結婚を希望する方が増えてきていると言われています。ある大手の結婚相談所によれば、結婚が決まったために退会する登録会員が、震災前年の2010年3月、4月と比較して20%増えており、今なお増加傾向が続いているとのことでした。

女性に増えた結婚願望

大きな災害によって恐怖を体験したり、当事者ではなくても、被害を映し出す映像をテレビなどでしばしば目にしていれば、一人でいることに不安を感じ、誰かと一緒に暮らしたい、支えあって暮らしたい、いざという時に助け合える家族を持ちたいという願望が湧き上がるのは当然のことと言えるのではないでしょうか。


震災が結婚願望につながっていったのは、男性も女性も同じだったようですが、その気持ちがさらに募ったのは男性よりむしろ女性に顕著だったようです。電通総研の調査によれば、震災をきっかけに、これまで以上に大切にしようと思った人間関係があると答えた女性は80%にものぼったそうで、これが結婚をしたいという思いにつながっていったのでしょう。


男性の存在は頼もしい?

一旦別れた恋人と震災をきっかけに復縁したという女性、大きな災害を前に落ち着いて対処する彼の様子が頼もしく感じられ、結婚を決めたという女性。交際相手はいたけれど、ずっと結婚する気持ちがなかった、結婚を決断することができなかった・・・そうした女性たちが、震災をきっかけに結婚に踏み切ったといった話には、苦境を一人で乗り越えることの心細さに、改めて男性の存在を心強く思った女性の心理が垣間見えてきます。


結婚したいと考えている男性にとってはチャンスですよね。女性を守る姿勢をきちんと示すことさえできれば、女性の心をしっかりと掴むことができるのですから。

二人で支えあえば

ジャーナリストの白河桃子さんは震災婚を「吊り橋効果結婚」「絆を形にする震災入籍」「長すぎた春に決着婚」という3つのタイプに分類しています。「吊り橋婚」というのは、災害時の不安定な心理状態を吊り橋の上にいるような状態に例えたもので、そうした気持ちを抱えた時期に出会ったカップルが恋に落ちて結婚するケースのことを言うのだそうです。


あとの二つのケースはあえて説明する必要もなさそうですが、いずれにしても、どういう状況に陥っても「一人じゃない」と思えること、「助け合える人が側にいる」と信じることができること、それが結婚という形なのかもしれません。

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