結婚相談所とお見合いパーティーの原点

結婚相談所の設立

結婚相談所は1880年(明治13年)、大阪に設立された「養子女婿嫁妻妾縁組中媒取扱所」がその起源と言われています。もっともこの相談所、未婚の男女の結婚のお世話していただけではなく、養子縁組やお妾さんのお世話までしていたそうです。明治・大正には「高砂屋」という愛称で庶民の間で親しまれ頼られていたといいますから、かなりの需要があったのではないでしょうか。


その後、社会が大都市型に変化するにつれ、人々は都市に生活の基盤を移し始めます。地方を離れた人々が、地縁・血縁のまったくない場所で結婚相手を見つけるのは難しかったのでしょう。そうした人たちのために、1933年(昭和8年)、結婚の仲介を目的とした公立の結婚相談所が東京市(当時)に設立されました。


お見合いパーティーの原点

その後、大きな戦争を経て婚姻率は低迷してしまいますが、戦後の復興を目的に結婚が奨励され、私設の結婚相談所が次々と開設されました。結婚適齢期の男性は戦争の影響で減少していましたから、女性はなかなか結婚相手を見つけることができず、男性もまた戦後の復興に精一杯で、結婚相手を探す余裕がなかったことなどから、1947年には、戦後初めての集団お見合いも開催されています。


東京の多摩川河畔で開催されたこの集団お見合いには、20~50歳の男女が386人参加したそうです。集団お見合いの方法は、会場で相手を探し、終了後に最高3人までにかぎって身上書の交換をして交際を申し込むというものだったそうですから、現代の、お見合いパーティーの原点ともいえるスタイルを取っていたのですね。

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