結婚ができないほどの対人恐怖症、女性恐怖症、男性恐怖症はカウンセリングで治療を

対人恐怖で結婚できない

結婚できないとか結婚をしようとしない男女の中には、対人恐怖症なといった、人と接することを苦手とする精神的な問題(疾患)を抱えているケースが多々見受けられます。男性の「女性恐怖症」、女性の「男性恐怖症」、男性・女性に共通する「恋愛恐怖症」といったものがそれに該当します。


一概には言えませんが、こうしたケースは、過去の対人関係の失敗が原因となって心に大きな傷が残り、それがトラウマとなって対人関係がうまくいかなくなっていることが多いようです。結婚は人と人とが結びつくことですから、究極の対人関係ということになります。ですから対人関係が上手くこなせない人にとっては、先行きの生活を考えただけで不安でいっぱいになってしまうというのも無理からぬことだと思います。

異性と話すのが怖い

「女性恐怖症」の知人男性は、友人や同僚、あるいは上司の男性と話す時にはなんでもないのに、相手が女性となると、どんな関係であっても話すことができなくなってしまうのだそうです。女性と同じ部屋にいると思っただけでも体が硬直してしまったり、仕事で女性と会わなければならない日などは、朝からとても憂鬱な気分になってしまうというのですから、気の毒にさえ思えてしまいます。


異性を見ただけで赤面してしまったり、言葉が上ずって何を話したかもわからない。異性とのコミュニケーションがどうしても取れないという対人恐怖症は、男性恐怖症であれ女性恐怖症であれ、そのほとんどは病的な心理と深く関係しているのだそうです。こうした病的な心理は10代から20代の、思春期から結婚するぐらいまでの若い男性に多く見られ、なかには、結婚した後もこうした症状に悩み、そのことを相手に隠し続けて結婚生活を送っているケースもあります。


結婚相手が対人恐怖症だったら

友人の女性はお見合いで結婚しました。相手の男性と交際している時、腕を組もうとすると避ける仕草をすることがちょっと心に引っかかっていたそうなのですが、あまり深く考えることもなく結婚してしまいました。ところが、結婚後も性的な関係を結ぶことを拒否し、それどころか触られるのもいやだという仕草をするため、女性も次第に不信感を募らせ、なぜそういう態度を取るのかと問いただしたところ、なんとご主人から、極度の女性恐怖症で、女性と話すことも触ることもできないと打ち明けられたのだそうです。


実はこの男性、お見合いの話も最初から気乗りしなかったそうですが、両親の強い勧めがあったこと、そしていつまでも独身でいれば社会的信用が得られないかもしれないという思いから、無理やりお見合いをして結婚をしたのだとか。友人のショックは大変なもので、一時は離婚を考えるほど深刻な事態に陥りましたが、悩んでいる夫の姿を見て、支えてあげたいと強く思うようになり、ご夫婦で精神科のカウンセリングを受けて、ようやく苦境を乗り越えたのだそうです。

対人恐怖症にはカウンセリング

対人恐怖症は「社会不安障害」とも呼ばれていて、最近とみに注目を浴びるようになりました。女性恐怖症も男性恐怖症も、治療によって異性への歪んだ恐怖心を取り除くことができるようになります。一人で悩むより、専門のカウンセラーによるカウンセリングなどを受けながら気長に治療してゆきましょう。薬などに頼るのではなく、恐怖心の元となった根本的な問題を掘り起こし、考え方を変える方法を学ぶことで恐怖心が取り除かれ、解決に向けての道筋をつかめてくるようになります。


結婚後であれば夫の、あるいは妻の理解と協力は絶対に必要です。何としても良くなって欲しいと思う愛が、そこには必要です。友人は病気を二人で乗り越え、克服したことで、むしろ夫婦の絆がとても深まったと話しています。災い転じて福となったようです。

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